2014年3月27日

江橋鎮商会、上海BOB、諾盛NORSN法律事務所の共催による「企業法律サロン」が3月27日、弊社6Fで開催され、10社余りの企業が参加しました。このセミナーは上海BOBの銭旻弁護士、諾盛NORSN法律事務所の楊軼菡弁護士を講師として招き、①企業の知的財産権保護(商標登録およびその戦略構築)、②企業労働法における実務問題、をテーマとして取り上げています。
前者は企業の知的財産権保護における商標登録およびその戦略構築の重要性に関するものでした。銭旻弁護士は、①企業活動における商標(ブランド)の重要性、②商標の指定商品/役務の選択方法、③商標出願のタイミング、④商標保護戦略の策定と実行、などの観点から、企業の知的財産権管理のあり方を提案しました。
銭旻弁護士はまた、多くの中小企業は知的財産権保護への理解が十分でないことから、早急に体制を整備し、取引リスクを防止する必要につき、実例を挙げて説明しました。

後者の企業労働法における実務問題につきましては、おもに労働契約の実施管理、労働争議の実務を企業向けに紹介するものです。楊軼菡弁護士は実例を紹介し、労働紛争で起こりうる各問題を検討し、企業に必要な労働管理規則および、労働争議に積極的に対応することで生ずる影響を指摘しています。

企業参加者の反響はおおきく、自社が直面する知的財産権および労働争議問題に関して、ふたりの専門家とのあいだに積極的な質疑応答が交わされました。

セミナー開催風景(一部)

20

21